証券口座の種類を徹底比較!ネット証券・対面証券・銀行系・ゆうちょ銀行の違いと選び方

投資の始め方

証券口座を開こうと思ったとき、「どこで開けばいいの?」と迷う方は多いはずです。銀行に行けばいいのか、ネット証券で開くのか、郵便局でも買えるのか……選択肢が多くて頭がパンクしそうですよね。この記事では、証券口座の主な種類(ネット証券・対面証券・銀行系証券・ゆうちょ銀行)を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリット・手数料・向いている人をわかりやすく解説します。結論から言うと、投資初心者にはネット証券がいちばんおすすめです。その理由も最後にしっかり説明しますので、ぜひ参考にしてください。
証券口座の種類を比較 ネット証券 手数料:無料〜 操作:スマホOK 商品数:豊富 ★★★★★ 初心者に 最適 対面証券 手数料:高め 窓口:対面相談 商品:独自あり ★★★ 富裕層・ 高資産向け 銀行系証券 手数料:中程度 銀行と連携 商品:銀行系 ★★★ 銀行メイン ユーザー向け ゆうちょ銀行 投資信託のみ 株式売買不可 商品数:少なめ ★★ 限定的な 利用向け

証券口座4種類の特徴比較イメージ。初心者にはネット証券が圧倒的におすすめです。

ネット証券とは?代表的な会社と特徴

ネット証券とは、インターネットを通じて口座開設・取引をすべてオンラインで完結できる証券会社のことです。店舗を持たない(または最小限にとどめる)ことでコストを削減し、その分を低手数料・無料サービスとして還元しているのが最大の特徴です。

代表的なネット証券としては、SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券auカブコム証券(現:三菱UFJ eスマート証券)などがあります。

手数料面では、SBI証券・楽天証券は国内株式・投資信託ともに売買手数料が無料(※一部プランを除く)で、新NISAにも完全対応しています。松井証券は1日の約定代金合計50万円まで国内株手数料無料、マネックス証券はNISA口座での投資信託・国内株取引が無料です。取り扱い商品数も豊富で、国内外の投資信託・ETF・個別株・外国株・債券・FX・先物など幅広い金融商品を一つの口座で運用できます。

スマートフォンアプリが充実しており、口座管理・取引・情報収集をスマホひとつで完結できるのも大きな魅力です。口座開設はオンラインで申込み、最短翌営業日〜数日で完了します。初心者向けの投資コンテンツや学習ツールも無料で提供されており、投資を始めながら学べる環境が整っています。

ネット証券のメリット
・売買手数料が業界最安水準(無料〜)
・スマホだけで口座開設・取引が完結
・取扱商品数が多く、新NISA・iDeCo・外国株にも対応
・投資信託の積立設定が簡単で少額(100円〜)から始められる
・ポイント連携(楽天ポイント、Vポイントなど)で実質コストがさらに下がる
ネット証券のデメリット
・対面での相談窓口がない(基本はチャット・電話サポート)
・自分でサービスを調べて選ぶ必要があり、慣れるまでの学習コストがある
・フィッシング詐欺などのネットリスクに注意が必要

当ブログでは、SBI証券と楽天証券の口座開設方法をそれぞれ詳しく解説しています。ぜひあわせて参考にしてください。

SBI証券の口座開設方法を解説!初心者でも迷わない手順
楽天証券の口座開設方法を実体験レビュー!手順・注意点まとめ

対面証券(総合証券)とは?代表的な会社と特徴

対面証券とは、全国に実店舗を構え、専任の担当者(営業担当)が顧客ひとりひとりに合わせた投資提案・相談対応を行う証券会社のことです。「総合証券」とも呼ばれ、歴史と信頼のある大手が多いのが特徴です。代表的な会社としては、野村証券大和証券SMBC日興証券みずほ証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券などがあります。

対面証券の最大の強みは、担当者による丁寧なサポートです。資産全体を見渡したうえで最適なポートフォリオを提案してもらえるため、多額の資産を運用したい方や、投資について深く相談しながら進めたい方に向いています。IPO(新規公開株)の優先配分や、機関投資家向けの独自商品を取り扱っている点も対面証券ならではのメリットです。

一方で、手数料はネット証券と比べて大幅に高い傾向があります。たとえば国内株式の場合、約定代金の1.26%前後(最低2,750円程度)が取引ごとにかかるケースが一般的です(各社・プランによって異なります)。投資信託についても、販売手数料(申込手数料)が3%程度かかる商品が多く、コストを抑えたい初心者には不向きです。

対面証券が向いている人
・数百万〜数千万円以上の資産を一任で運用したい方
・専任担当者と相談しながら投資方針を決めたい方
・IPOや独自の金融商品に興味がある方
・デジタル操作が苦手でリアル窓口を希望する方
手数料比較:国内株10万円を売買した場合 0円 ネット証券 (SBI・楽天) 0円 松井証券 (50万円以下) 550円 マネックス (通常口座) 2,750円〜 対面証券 (野村・大和等)

同じ10万円の取引でも、ネット証券と対面証券では手数料に大きな差があります(2026年4月時点・各社公表情報をもとに作成)。

銀行系証券口座とは?メガバンク・地銀系の特徴

銀行系証券口座とは、銀行グループが運営する証券会社の口座のことです。銀行口座との連携がスムーズで、預金と投資を一体的に管理できるのが特徴です。代表的なものとしては、三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券、2025年2月改称)みずほ証券三井住友DS投信サービス住信SBIネット銀行(SBIネオトレード証券)などが挙げられます。また、地方銀行グループが運営する地域密着型の証券会社も全国各地に存在します。

銀行系証券の大きなメリットは、銀行口座との資金移動が手間なく行える点です。たとえば三菱UFJ eスマート証券はMUFGグループのアプリと連携し、スムーズな入出金が可能です。また、銀行の担当者を通じて証券口座を紹介してもらえるケースもあり、ひとつの金融グループ内でまとめて管理したい方には利便性が高いといえます。

ただし、手数料面ではネット証券ほど低コストではないことが多く、取扱商品もグループ内・提携先に限定される場合があります。また、NISAやiDeCoへの対応状況は会社によって異なるため、事前の確認が必要です。

銀行系証券が向いている人
・すでにメガバンク口座をメインに使っている方
・銀行アプリで資産をまとめて管理したい方
・銀行担当者のサポートを受けながら証券口座を開きたい方
・グループポイントサービスとの連携を活用したい方
銀行系証券を選ぶ際の注意点
・手数料がネット証券より高めになる場合がある
・取扱商品がグループ内に限定されることがある
・NISA・iDeCoの取扱商品数や条件を事前確認すること
・銀行窓口で勧められた商品が必ずしも最安・最適とは限らない

ゆうちょ銀行で投資はできる?証券口座との違い

「郵便局(ゆうちょ銀行)でも投資ができる」と聞いたことがある方も多いかもしれません。しかし、正確にはゆうちょ銀行は証券口座(株式の売買口座)を提供していません。提供しているのは投資信託の販売窓口のみです。つまり、ゆうちょ銀行で購入できるのは投資信託のみで、個別株・ETF・外国株などは購入できません。

ゆうちょ銀行での投資信託購入は、全国の郵便局・ゆうちょ銀行の窓口またはアプリから申し込みが可能です。NISAにも対応しており、積立投資信託を購入することはできます。ただし、取り扱い商品数はネット証券と比べると大幅に少なく、選べるファンドの幅が限られています。販売手数料(申込手数料)がかかる商品も多いため、コスト面ではネット証券のノーロード(無手数料)ファンドに比べて不利になりやすいです。

なお、ゆうちょ銀行に隣接するかたちで「ゆうちょ銀行 総合口座」とは別の「かんぽ生命」「日本郵便」の金融サービスも存在しますが、これらも証券口座とは異なるサービスです。

ゆうちょ銀行での投資に関する注意点
・株式(個別株・ETF・外国株)は購入不可
・投資信託の商品数が少ない
・販売手数料(申込手数料)がかかる商品が多い
・「証券口座」を開設しているわけではないため、できることが限られる
取扱商品の比較(○:可能 ×:不可) 商品種類 ネット証券 対面証券 銀行系証券 ゆうちょ銀行 投資信託 国内株式(個別株) × 外国株・米国株 × 新NISA対応 国内ETF・REIT ×

△はサービスにより対応状況が異なります。ネット証券は全項目で最も幅広い商品に対応しています。

4種類を一覧で比較!選び方のポイント

ここまでの内容を表にまとめました。自分に当てはまる条件を確認して、最適な証券口座を選びましょう。

項目 ネット証券 対面証券 銀行系証券 ゆうちょ銀行
代表的な会社 SBI・楽天・松井・マネックス 野村・大和・SMBC日興 三菱UFJ eスマート・みずほ ゆうちょ銀行
取引手数料 無料〜最安水準 高め(1%〜) 中程度 申込手数料あり
個別株取引 ×
新NISA対応
スマホ完結 △(店舗あり) △(窓口も可)
向いている人 コスト重視の初心者全般 富裕層・サポート重視 銀行メインユーザー 投信のみ購入者

※ 上記は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。手数料・取扱商品は各社・プランにより異なります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。

結論:投資初心者にネット証券をすすめる3つの理由

ここまで4種類の証券口座を比較してきましたが、最終的な結論として、投資初心者にはネット証券が最適です。その理由を3つにまとめます。

理由①:手数料が最安水準で資産を増やすのに有利

投資においてコスト(手数料)は、長期的にみると運用成績に大きな影響を与えます。たとえば毎月5万円を30年間積み立てた場合、年1%のコスト差で最終資産額に数百万円の差が生まれることもあります。SBI証券・楽天証券のように国内株・投資信託の売買手数料が無料のネット証券を使えば、長期・積立・分散投資のコストを限界まで抑えられます。

理由②:スマホひとつで口座開設から取引まで完結

平日に店舗へ行く時間を取りにくいアラフォー・共働き・子育て中の方でも、ネット証券ならすき間時間にスマホで完結できます。口座開設も最短数日、NISAの積立設定も5分程度で済むものが多く、忙しい日常生活でも無理なく投資を続けられます。

理由③:新NISA・iDeCoの商品ラインナップが充実

ネット証券は投資信託の品揃えが豊富で、eMAXIS Slimシリーズなどの低コストインデックスファンドを購入できます。新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠ともに幅広い商品に対応しており、老後資産の形成に最適な商品を自由に選べます。銀行やゆうちょ銀行では選べない商品も多く、選択肢の広さは圧倒的です。

どのネット証券を選ぶべき?
迷ったらSBI証券楽天証券のどちらかで問題ありません。どちらも業界最大手で手数料・商品数・サポートのバランスが優れています。楽天ポイントを日常的に使う方は楽天証券、SBI系サービスをよく使う方はSBI証券がよりお得に使えます。詳しい口座開設手順はこちらをご覧ください。

SBI証券の口座開設方法を解説!初心者でも迷わない手順
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まとめ:証券口座の種類と選び方

ネット証券:手数料最安・スマホ完結・商品豊富。初心者からベテランまで最もおすすめ
対面証券:担当者による丁寧なサポートが魅力だが手数料は高め。富裕層・対面相談希望者向け
銀行系証券:銀行口座との連携が便利。銀行をメインに使っている方に適している
ゆうちょ銀行:証券口座ではなく投資信託口座のみ。株式売買は不可で商品数も限られる

コストを抑えて長期投資を続けたい初心者には、SBI証券か楽天証券のどちらかを選んでおけば間違いなしです。まずは口座開設から一歩踏み出してみましょう!

免責事項
本記事は投資に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品・証券会社の購入・利用を勧誘するものではありません。投資にはリスクが伴い、元本が保証されるものではありません。投資の判断は必ずご自身の責任において行ってください。掲載情報は2026年4月時点のものであり、手数料・サービス内容は各社の方針変更により変わる場合があります。最新情報は各社の公式ウェブサイトをご確認ください。
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この記事を書いた人:くぉーたー

アラフォー会社員 / 投資歴2023年~(旧NISA→新NISA)
SBI証券でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をガチホ中
暗号資産で失敗した経験あり。「長期・積立・分散」の大切さを身をもって実感

「難しいことはわからないけど、とりあえず始めてみた」が合言葉。
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📚 参考資料(公的機関)日本証券業協会:証券口座の種類と選び方

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