「NISAを始めたいけど、証券口座ってどこで作ればいいの?手続きが難しそう……」。そう感じて、最初の一歩が止まっている方も多いと思います。私は今、SBI証券で新NISAのクレカ積立と、特定口座での個別株の取引をしています。この記事では、SBI証券の口座開設の流れと、開設後にやることを、2026年10月時点の公式情報をもとに整理します。
この記事について
- 2026年3月に書いた同じテーマの記事を、最新の公式情報に合わせて書き直しました(確認日:2026年10月13日)
- 以前の記事では「審査・口座番号の通知まで数日〜1週間」と書いていましたが、SBI証券の公式FAQでは、ネットで申し込んだ場合は取引まで最短翌営業日と案内されています
- クレカ積立のポイント付与率も、2024年11月買付分からの新しいルールに直しました
そもそも、なぜ証券口座が必要?
NISAで投資信託や株を買うには、証券会社や銀行などの金融機関で口座を開く必要があります。銀行でもNISAは使えますが、取り扱う商品が投資信託に限られることが多く、株は買えない場合があります。
注意したいのは、NISA口座は1人1つの金融機関でしか開けないことです(金融機関の変更は1年単位でできます)。ふつうの証券口座はいくつでも持てますが、NISAをどこで使うかは、取り扱う商品やポイントを比べてから決めるのがおすすめです。
証券会社を選ぶときに見るポイント
- 買いたい投資信託(インデックスファンドなど)を取り扱っているか
- クレカ積立に使えるカードを、すでに持っているか・作るつもりがあるか
- アプリや画面が自分にとって使いやすいか
どこが正解というものではありません。楽天証券との違いは「楽天証券とSBI証券の違いを比較」にまとめています。
SBI証券の特徴
- 投資信託の品ぞろえが多い:eMAXIS Slimシリーズなど、NISAでよく使われる低コストのインデックスファンドを取り扱っている
- 三井住友カードでクレカ積立ができる:積立額に応じてVポイントが付く(付与率はカードの種類と年間利用額で決まる。くわしくは下で)
- 口座開設・口座の維持は無料:口座を持っているだけで費用はかからない
私はこのSBI証券で、2026年4月からS&P500のインデックスファンドをクレカ積立で毎月買っています。
口座開設の流れ(ネットで申し込む場合)
開設にかかる日数(2026年10月時点・SBI証券公式FAQより)
- 「ネットで口座開設」を選んだ場合:取引まで最短翌営業日
- 「郵送で口座開設」を選んだ場合:書類がSBI証券に届いてから3営業日程度
用意するもの
- マイナンバーカード(あるとスマホでの本人確認がスムーズ。カードがない場合の書類の組み合わせは公式サイトで確認を)
- スマートフォン(本人確認の撮影に使う)
- メールアドレス
- 出金先にする銀行口座
Step1:申込フォームに入力する
SBI証券の公式サイトの「口座開設」から、氏名・住所・職業などの基本情報を入力します。このときNISA口座も同時に申し込めるので、NISAを使う予定ならここで選んでおくと手間が少なくて済みます(後から申し込むこともできます)。
Step2:本人確認をする
スマホでマイナンバーカードなどの本人確認書類を撮影して提出します。明るい場所で、文字がはっきり写るように撮るのがコツです。
Step3:口座開設の完了を待つ
手続きが終わると、ログインして取引を始められるようになります。ネット申込なら最短翌営業日です。
NISA口座は「税務署の確認」がある
NISA口座は、ほかの金融機関でNISA口座を開いていないかを税務署が確認します。そのため、証券口座よりも開設に時間がかかることがあります。SBI証券には、税務署の確認が終わる前にNISAで取引を始められる「仮開設」の仕組みもあります。
口座ができたらやること
- ログインして、初期設定を済ませる(パスワードなど、画面の案内に沿って)
- NISA口座の開設状況を確認する
- 入金方法を決める(銀行からの入金、または後述のクレカ積立)
- つみたて投資枠で積立を設定する:ファンドを検索して、毎月の金額を入れれば完了
どのファンドを選ぶか迷う場合は「インデックス投資とは?」や「S&P500とオルカンの2択」も参考にしてみてください。私は迷った末に、S&P500 1本に絞りました。
クレカ積立のポイント付与率(2024年11月買付分〜)
SBI証券では、三井住友カードで投資信託を積み立てる「クレカ積立」が使えます。積立の上限は月10万円です。2024年11月1日買付分から、ポイントの付与率がカードの年間利用額によって変わる仕組みになりました。
| カード | 年間カード利用額 | 付与率 |
|---|---|---|
| 三井住友カード(NL) (Olive フレキシブルペイを含む) | 10万円以上 | 0.5% |
| 10万円未満 | 0% | |
| 三井住友カード ゴールド(NL) (Olive フレキシブルペイ ゴールドを含む) | 100万円以上 | 1.0% |
| 10万円以上 | 0.75% | |
| 10万円未満 | 0% |

※出典:SBI証券FAQ(2026年10月13日確認)。プラチナプリファードなど、ほかのカードは別の付与率です。
見落としやすいポイント
- 三井住友カードの案内では、クレカ積立の金額そのものは「年間利用額」の集計に含まれません。積立だけでカードをほとんど使っていないと、付与率が0%になることがあります
- 付与率や条件は変わることがあります。申し込む前に、SBI証券・三井住友カードの公式サイトで最新の内容を確認してください
たとえば三井住友カード(NL)で、年間利用額10万円以上の条件を満たしたうえで毎月5万円をクレカ積立した場合、ポイントは年3,000ポイント(60万円×0.5%)になる計算です。
よくある疑問
口座開設に手数料はかかる?
口座開設・口座の維持は無料です。投資信託を持っている間は、ファンドの中から信託報酬(運用の手数料)が日々差し引かれます。
証券会社が倒産したら、資産はどうなる?
証券会社は、お客さんの資産を会社自身の財産と分けて管理すること(分別管理)が法律で義務づけられています。万が一、分別管理に問題があって返還できない場合に備えて、日本投資者保護基金が1人あたり1,000万円まで補償する仕組みもあります。
いくらから始められる?
投資信託の積立は少額から設定できます。最初は無理のない金額で始めて、慣れてきたら金額を見直す方法もあります。
私の今の使い方
私は2023年に旧つみたてNISAで投資を始めました。新NISAでは2026年2〜3月にいろいろなファンドを試したあと、2026年4月からはS&P500のインデックスファンド1本をクレカ積立で毎月買っています。高配当株などの個別株は、SBI証券の特定口座(NISAではない口座)で取引しています。
正直に書くと、2026年10月1日時点のSBI証券の評価額は約55%が個別株で、比率が高すぎる状態です。個別株で失敗した記録は「高配当株2つ、半年後の答え合わせ」にまとめています。より細かい申込画面の手順は「SBI証券の口座開設ガイド」で書いています。
📝 まとめ
- NISA口座は1人1つの金融機関だけ。取扱商品やクレカ積立のカードで選ぶ
- SBI証券はネットで申し込めば取引まで最短翌営業日(郵送は書類到着後3営業日程度)
- NISA口座は税務署の確認があるが、SBI証券には「仮開設」の仕組みがある
- クレカ積立は月10万円まで。2024年11月からは付与率がカードの年間利用額で決まり、積立額は利用額に含まれない
- 口座開設・維持は無料。開設後は積立を設定すれば、毎月自動で買い付けが続く
参考:SBI証券FAQ「口座開設にかかる日数」「三井住友カードつみたて投資のポイント付与率」、三井住友カード公式サイト、金融庁 NISA特設ウェブサイト、日本投資者保護基金
⚠️ 免責事項・投資に関するご注意
本記事は2026年10月13日時点で確認したSBI証券・三井住友カード・金融庁などの公式情報をもとに、筆者が口座開設の流れを整理したものです。特定の金融機関や金融商品への投資を勧めるものではありません。手続きの方法、開設にかかる日数、ポイントの付与率や条件は変更されることがあるため、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。投資には元本割れを含む損失のリスクがあります。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

